白血球をととのえる湯治術の紹介ページです。治療症例コラムを掲載しています。

 

更新日:2021.04.27

白血球をととのえる湯治術

4月25日より、東京と関西の3府県が緊急事態宣言期間に入りました。
ワクチン接種もままならない中で変異を繰り返す新型コロナウイルスに備えるためにも、長いストレス負荷によるがんの発症に備えるためにも、免疫増強の一環として白血球の内訳を整えておくことが大切です。

白血球は、好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、単球の5種類に大別されますが、中でもウイルス感染の免疫で活躍するのがリンパ球です。
リンパ球には何種類も仲間がいて、病気の進行に応じてそれぞれの出番があり、さらに同じ種類のリンパ球でも分化過程や疲弊状況により機能が変わるなどして、その内容は非常に複雑ではあるのですが、まずはリンパ球総数として一般的に白血球の35%前後を占めるのがよいとされています。
また、好中球とリンパ球の比(NLR)は骨髄由来免疫抑制細胞を反映し、がんの進行に関わってその値が上昇する(即ち、好中球が増えてリンパ球が減る)ことが知られています。

健康増進目的で全身温熱療法を開始した患者様で、もともと低かったリンパ球の割合が増加し、好中球/リンパ球比が下がった症例をご紹介します。

症例:70代・男性

健康増進目的に、2021年4月1日より週1回のペースで全身温熱療法を受けにいらしています。
治療前は白血球中に占めるリンパ球の割合が17%だったのが、3週間後には25%まで増加し、好中球/リンパ球比は4.4から2.6へ低下しています。

温泉療養を行う場合、ドイツでは最低3週間の日程が組まれます。日本で3週間の温泉湯治はなかなか実行できませんが、クリニックで行う週に1回の医療温浴は、3週間の湯治に匹敵する場合があります。