重炭酸泉入浴の継続による血圧及び体温の変化の紹介ページです。治療症例コラムを掲載しています。

 

更新日:2020.02.20

重炭酸泉入浴の継続による血圧及び体温の変化

男性14名、女性3名、計17名(平均年齢52.2±7.3歳)の健常人ボランティアについて、インフォームドコンセントを得た後、家庭での入浴を2ヵ月間継続したところ、起床時の最大血圧、最小血圧ともに低下して温浴日数と有意な負の相関を示しました(いずれもp<0.01) 。
また、体温(腋窩温)は温浴日数を重ねるごとに上昇して日数と有意な正の相関を示しました(p<0.01)。

家庭入浴では安全性を第一に確保するため、40℃を超えないぬるめの湯温に設定し、血管拡張作用の高い重炭酸泉※を使用して、1日1回、10分以上の全身浴を基本としました。

適切な入浴法による末梢血管の拡張で、血管の抵抗が緩和されて血圧が安定的に低下し、血液の流れが改善され、熱の産生や運搬が亢進し、体温上昇にもつながったと考えられます。

※重炭酸泉による冷えの解消作用については、第84回日本温泉気候物理医学会学術集会(2019)においても報告しています。