スタッフ紹介

当院は、全身温熱治療装置を施設内に3機備える「体温連動型 全身温熱療法に特化した」医療施設です。
深部体温(カラダ芯部の体温)を持続的にモニターしながらフルコンピュータ制御で加温し、約1時間で+2度を達成します。
既存のメディカルケアでは解決できなかったお悩みの改善や解決を可能にしました。確実に「体温を上げること」をご提供できるクリニックがサーモセルクリニックです。 みなさまのお役に立てるよう努力してまいります。

医師紹介

院長・温泉療法医 成井諒子​

医師 浜口玲央​

理事長・医師 斎藤糧三​

研究員紹介

研究開発担当 奴久妻智代子

医師紹介

院長・温泉療法医

成井諒子​

医師

浜口玲央​

​理事長・医師

斎藤糧三​

研究開発担当

奴久妻智代子

『まだ、できることがあるはず』

私は、以前は外科医としてがん診療の現場にいました。手術に加え抗がん剤治療も行っていました。手術や抗がん剤でがんが治癒する方をたくさん見てきました。一方で、手術をしても抗がん剤を使っても、再発する人、命を落としてしまう方もたくさん見てきました。

西洋医療で治らないことに絶望した患者さんから代替医療についての相談を受けることもありました。手術が終わった方から「今後食事はどうしたらいいですか?」「普段の生活ではどんなことに気をつけたらいいですか?」と聞かれることもありました。そのときの私にとってのがん治療とは、病院で行われる標準的な治療が全てであり、このような質問には答えようともせず、また実際答えることもできませんでした。

西洋医療と代替医療の両方を用いる統合医療という分野があることや、英米ではその研究が進んでいることを知り、ロンドンにある統合医療クリニックで実習し、米国アリゾナ大学の統合医療コースを受けました。食事、運動、瞑想、鍼、サプリメント、心理療法など様々な統合医療の実際について学びました。

現代の医療は、エビデンス至上主義ともいわれます。これは、わかりやすくいってしまえば、同じ状態の患者グループに対して70%の人に効く薬と、50%の人に効く薬であれば、70%のものを使うべきだ、という考え方です。人を集団で見てより多くの人にとってよい結果をもたらす方を選ばなければならない場合、例えば標準的な治療や公共政策を決める際には、非常に合理的でよい考え方だと思います。

ただ、人を個人で見た場合はどうでしょう。人間は一人ひとりが違う人生を生きてきたはずです。医療に何を求めるのか、という点についても違う考え方を持っているかもしれません。副作用をどこまで許容できるかもそれぞれでしょう。一人ひとりの患者さんとの対話を通じて、どんな人生を送ってきたのか、何を求めているのかを確認し、その人に合った医療を模索する、というアプローチも近年注目されています。ロンドンの大学院ではそんなことを学びました。

また、医学においては、基本的には「よい結果」というのは少しでも長い寿命のことを言います。病状によって完治の場合もあれば数ヶ月の寿命の延長の場合もありますが、余程の副作用がない限り、基本的には寿命を少しでも延長させるものが「よい結果」をもたらす治療法だとみなされます。ただ、中には副作用がない6ヶ月の方が、副作用が強い9ヶ月より良いという人もいます。どんな治療であっても入院だけはしたくないという人もいます。これは、どれが正しいということではありません。与えられた時間をどのようにして過ごすかについて一人ひとりが自分の人生の価値観と照らし合わせて選べばよいことだと思います。選ぶときに必要な医療情報を正確に伝え一人ひとりが本当に望んでいる治療を選ぶお手伝いをするのが医療者であって、誰にでも標準治療を押しつけるのが医療者のあるべき姿ではないと私は考えています。

私は手術や抗がん剤などの現代西洋医療の有効性も身を持って体験してきたので、それらを否定するつもりはありません。抗がん剤に漠然とした不安を抱え来院された方に、具体的な不安や疑問をお聞きし、実際その方の病状で抗がん剤治療を行った場合と行わない場合に想定される生活についてお話ししたところ、代替医療も取り入れつつ抗がん剤治療を行うという決心がついた、ということもありました。実際にその方の希望、おかれた状況、病状に応じて、選択肢は異なります。標準的な治療にせよそれ以外の治療にせよ、メリットとデメリットをしっかり理解し、本人が納得して決めることが最も大事だと考えています。これは患者さんにとって大切な決断です。中高時代に落研で培った経験を活かし、一方的な説明ではなく、できるだけリラックスした雰囲気の中で、対話を通じて、患者さん一人ひとりの疑問が解消するまで時間をかけて向き合うように心がけています。

がん以外にも、現代の西洋医療で完治が難しい病気はたくさんあります。たとえ完治が難しくとも、一般的な西洋医療だけでなく、食事や生活習慣、温熱療法、サプリメントなど様々な工夫を組み合わせることで、患者さんが希望に沿った生活を送れる時間、病気であることを忘れられる瞬間を少しでも増やすようお手伝いできたらと思っています。

多くのことを学んだつもりでいましたが、患者さんから様々な経験や想いを聞き、知らないことがまだまだたくさんあったということに気づかされる毎日です。数年前には、奇跡的な改善をみたがん患者の共通点について「がんが自然に治る生き方」を著したケリー・ターナーが米国で主宰したティーチャートレーニングコースにも参加し、多くの学びを得ました。これからも勉強を重ね、そして患者さんと語り合いながら、まだ何かできることはないのか、一緒に見つけていきたいと思います。

院長・温泉療法医 成井諒子​

経歴


 2007年 神戸大学医学部医学科卒業

 2007年 名古屋大学医学部附属病院

 2009年 半田市立半田病院

 2012年 外科専門医取得

 2021年4月1日 サーモセルクリニック院長就任 

 2012年 ロンドンで唯一保険適用で統合医療を行うRoyal  London         
   Hospital for Integrated  Medicineが、統合医療医を目指す
        医師向けに開講しているIntegrating Complementary Medicine
        コース(通信教育3ヶ月、病院実習3ヶ月)を修了

 2014年 CWAJより奨学金を得て、Narrative Based Medicine の提唱者
        者であるKing’s College London Prof. Brian Hurwitz のもとで、
        Medical Humanities (MSc)で人文学修士号取得

 2015年 統合医療の祖であるDr. Andrew Weilが主宰するArizona
         Center for Integrative Medicine: Integrative Medicine
         Fellowship(アリゾナでの3回の実習を含む2年間のコース)を修了

 2015年 精神分析研究所であるロンドンのThe Tavistock and Portman
         にて、海外の医師向け に行われている6ヶ月間のVisitors’
         programmeをけ、精神分析的アプローチを学ぶ

 2015年9月より サーモセルクリニック勤務
          (非勤務日には外科医として救急外来、手術等に携わる)

     2019年 温泉療法医取得
      正しい温泉・気候・物理療養指導を行えるよう、日本温泉気候
           物理医学会 https://wwwnki.jp/の教育研修会全課程を修了

 

『食事や生活習慣を変える取り組みはとても重要です。』

がん診療に携わっていると、ときに驚くような改善例に出会ったり、病気を持ちながらもほとんど進行せず、上手に生活している方に出会うことがあります。こういった方々は、多くの場合、治療のために色々なことを行っています。その中でも、食事や生活習慣を変える取り組みはとても重要です。

そして、湯治などに代表されるように、「からだをあたためる」ということもとても大切です。体温が上昇することにより、一般的に免疫力の指標と考えられているリンパ球の数値が上昇することがわかっています。 体温連動型 全身温熱療法では、直腸温をモニターすることにより体温上昇をしっかり確認し、前後でのリンパ球の変化も測定しています。「からだをあたためる」ということを、医療的に管理し治療に応用しています。 近年の分子生物学の発展により、がんがどのように代謝し、どのような環境を好むのかがわかってきました。そういった環境を改善していくことはがん予防やがん治療の助けとなります。少しでもお手伝いができましたら幸いです。どうぞよろしくお願い致します。

呼吸器内科医として、肺がんを中心としたがん診療の他、気管支喘息や肺炎・気管支炎、アレルギー疾患などの呼吸器疾患の診療に従事。

現在、京都大学名誉教授、からすま和田クリニック院長の和田洋巳先生に師事し、食事・栄養の改善、免疫力の向上を目指すとともに、がんの炎症・代謝を考慮したがん診療を行っている。

その他、ガンと炎症・代謝研究会にて、がん治療に関する臨床研究を行っている。

著書等

 
 がんに負けないこころとからだのつくりかた(株式会社WIKOM研究所, 2015年)
 がんが消えていく科学的なしくみ(監修、ナショナル出版, 2018年)
 がんとは何か?その本質はNHE1だ! がんの生きる仕組みとそれを用いたがん治療法
 (株式会社WIKOM研究所, 2018年)
 改訂 がんとエントロピー 「体質改善」で立ちむかう
 (株式会社WIKOM研究所, 2019年)
 ブログ:http://dr-hamaguchi.com/

医師 浜口玲央​

資格・専門等


  医学博士

  日本内科学会認定内科医
  日本呼吸器学会呼吸器専門医
  日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  日本内科学会総合内科専門医

所属学会他

 
  日本内科学会会員

  日本肺癌学会会員
  日本呼吸器学会会員
  日本乳癌学会会員
  日本臨床腫瘍学会会員
  日本緩和医療学会会員
  日本再生医療学会会員
  日本がんと炎症・代謝研究会会員
  日本がんサポーティブケア学会会員
  がんと炎症・代謝研究会会員
  緩和ケア研修会修了
  臨床研修指導医講習会修了

『全身温熱治療装置』は生活習慣の改善だけでは不可能な大きな変化をもたらします。

がんを含む慢性病は生活習慣が原因で発症し、生活習慣の改善なしに根本的な解決には得られません。そして、「全身温熱治療装置」は生活習慣の改善だけでは不可能な大きな変化をもたらします。最先端の医学に基づく慢性疾患の根本治療モデルによって、みなさまのお役に立つことが「サーモセルクリニック」の目的です。

1999年日本医科大学医学部卒業。日本産婦人科学会認定医取得。
遅延型フードアレルギー検査をいち早く導入し、腸内環境の再生によってアレルギーなどの慢性疾患を根治に導く次世代型医療、機能性医学を日本に紹介し、また日本人として初めて認定医になる。
花粉症の重症化にビタミンD欠乏が関与していることを日本で初めに見いだした事でも知られる。抗加齢研究は順天堂大学院白澤卓二教授、臨床医学は乳房再建のパイオニア南雲吉則先生に師事する。2013年に白澤教授と「食で日本を健康にします!」をモットーに日本ファンクショナルダイエット協会を設立し、機能性医学とケトジェニックダイエットの正しい啓蒙と普及に尽力している。
近年は、低アレルギーで脂肪酸のバランスが良いタンパク質源としての牧草飼育牛の普及啓蒙、ココナッツオイル健康法の普及啓蒙で、雑誌テレビの露出が多い。
得意分野は、栄養療法、点滴療法、アレルギーの根本治療はもとより、ケトジェニックダイエット指導、婦人科の経験を生かした不妊症に対する栄養指導、副腎疲労症候群の背景となるストレスのマネジメント、更年期症候群の治療、水素を用いた治療、幹細胞を使った再生治療、アスリートの栄養管理、など多岐にわたる。

所属学会他

   

                              米国The Institute for Functional Medicine認定医
                              日本ファンクショナルダイエット協会 副理事長
                              日本抗加齢学会会員
                              日本再生医療学会会員
                              日本水素研究会会員

 

著書

 
  「慢性病を治す機能性医学の考え方」(光文社)
  「がんになって、止めたこと、やったこと」
   (著者:野中秀訓さん/監修:斎藤糧三院長)
  「病気を遠ざける!1日1回日光浴 日本人は知らないビタミンDの実力」
   (講談社+α新書)

理事長・医師 斎藤糧三​

経歴

 

       日本医科大学医学部卒(平成10年医師免許取得)

       日本医科大学産婦人科学教室入局

       麻酔科をローテート、その後石原櫂輔教授の指導のもと、産婦人科超
       音波診断学を学ぶ

       平成14年
       同助手平成15年
       日本産婦人科学会認定医取得
       日本医科大学退職後、父が院長を勤める斎藤産婦人科内科を副院長と
  して手伝う傍ら、美容クリニックにて美容皮膚科を中心にアンチエイ
  ジング治療に携わる。
       三鷹看護専門学校非常勤講師

       平成16年
     ドクターズサプリメント販売会社 有限会社プリーマ設立
     (同CMO: Chief Medical Officer)

       平成17年
       日本における分子整合栄養医学の父である金子雅俊先生より、                       分子整合栄養医学による栄養療法を学ぶ。
       米国セネジェニクスにて総合ホルモン療法トレーニングフルプログラ
       ムで受ける(日本人初)。

      平成18年
      トータルアンチエイジング上原クリニック 開業

      平成18年 9月
      メディアージュクリニック Chief Medical Officer 兼 院長 就任

      平成20年 5月
      日本機能性医学研究所設立 同CMO

      平成20年 7月
      メディアージュクリニックを退職し、日本機能性医学研究所として、
      都内美容クリニックのアンチエイジングメニューの策定やコンサルティ
      ング業務を行う。

      平成21年 5月
      日本機能性医学研究所、法人化

       平成21年〜
        日本医科大学耳鼻咽喉科教室と花粉症に対するビタミンDの有効性に
       ついての共同研究

       平成24年 7月
      順天堂大学大学院 加齢制御学講座 協力研究員 (〜平成25年10月)

        平成25年 1月
        東京健康クリニック 開設院長(〜平成25年7月)

        平成25年 8月
        ナグモクリニック アンチエイジング外来 医長

         平成25年 9月
         一般社団法人 日本ファンクショナルダイエット協会 副理事長

         平成26年10月
      「慢性病を治す機能性医学の考え方」(光文社)

       平成28年1月1日
       サーモセルクリニック 院長

      平成30年3月6日
      医療法人社団タイオン 理事長就任

 

『発熱は生体防御の基本です。』

私たち人間を含む内温動物にとって発熱が基本的な生体防御反応であることは、古来より広く知られてきました。外温動物もまた、敵と対峙したり餌を確保したりする時には太陽エネルギーを吸収し、体温を上げます。体温を上げることは生存にとって欠かせない戦略の一つです。

ですが、衛生的に守られた環境の中で従来の感染症から逃れて発熱の機会を逸し、体温調節を機械任せにする生活で慢性的な冷えを招き、免疫細胞がトレーニングする場を失ったいま、現代人の免疫は思いのほか脆弱です。数年おきに訪れる新興・再興ウイルス感染症の流行は、そんな人類の免疫に喝を入れる自然の流れであるような気もします。

私たちの体を外敵、内敵から守ってくれる免疫について、健康な時に意識することはあまりありません。免疫能が下がって病気になった時に初めて、これまで病気にならなかったのは免疫のおかげだったのだなと気づく場合がほとんどです。免疫の大敵は身体の冷え、すなわち身体の熱分布の偏りや全身性の熱量不足です。冷えをもたらすのは持続的な血流の衰えであり、血流の衰えは自律神経機能の低下によってもたらされます。

冷えを解消するには、身体をほどよく温めることです。身体が温まって血管が開き、身体の深いところの体温が上がってくると、体温上昇に応じて免疫能が増強されるとともに、温めを繰り返すことで基礎体温が上がり、自律神経の活動度も上がってくることがわかりました。温めは、冷えた現代人の様々なお悩みを癒す手段の一つになることが期待されます。

私が“体温”の不思議にとりつかれたのは中学生の頃でした。猫の体温と人の体温が違うこと、子猫と親猫の体温が違うこと、猫でも人でも朝と昼とで体温が違うこと、それを夏休みの自由研究にしたのが体温研究の始まりです。体温をいかにコントロールするか、体温上昇をいかに健康維持へと繋げるか、体温の基礎研究に長らく携わってきたいま、正しく温めることでもっと前向きな未来が見つかるかもしれない方々に向けて、何をお伝えできるかを、日々考えています。

クリニックで見かけましたら、どうぞお気軽に声をかけて下さい。

研究開発担当 奴久妻智代子

経歴

     

        北海道大学大学院 獣医学研究科修了・獣医師

        北海道大学大学院 医学研究科にて医学博士取得

        金沢医科大学総合医学研究所、大阪大学医学部付属動物実験施設、
        神戸大学医学部保健学科、カリフォルニア工科大学
        Dr. James H Strauss 研究室等でウイルスの研究に従事した後、
        2000年より温熱療法の基礎研究担当

        医療法人社団タイオン 理事

 

資格・専門等

         
      獣医師

      全身ハイパーサーミア研究会・幹事
      国際水素医科学研究会・監事

所属学会等

   
         日本温泉気候物理医学会
         日本ハイパーサーミア学会会員
         日本抗加齢医学会会員
         日本医療機器学会会員 
               

院長・温泉療法医 成井諒子​
『まだ、できることがあるはず』

私はこれまで外科医としてがん診療の現場にいました。手術に加え抗がん剤治療も行っていました。手術や抗がん剤でがんが治癒する方をたくさん見てきました。一方で、手術をしても抗がん剤を使っても、再発する人、命を落としてしまう方もたくさん見てきました。

西洋医療で治らないことに絶望した患者さんから代替医療についての相談を受けることもありました。手術が終わった方から「今後食事はどうしたらいいですか?」「普段の生活ではどんなことに気をつけたらいいですか?」と聞かれることもありました。私は十分に答えることができませんでした。

西洋医療と代替医療の両方を用いる統合医療という分野があることや、英米ではその研究が進んでいることを知り、ロンドンにある統合医療クリニックで実習し、米国アリゾナ大学の統合医療コースを受けました。食事、運動、瞑想、鍼、サプリメント、心理療法など様々な統合医療の実際について学びました。

現代の医療は、エビデンス至上主義ともいわれます。これは、わかりやすくいってしまえば、同じ状態の患者グループに対して70%の効き目のある薬と、50%の効き目のある薬であれば、70%のものを使うべきだ、という考え方です。これは非常に合理的な考え方であり、多くの人にとってよりよい結果をもたらすと思います。

しかし、人間は一人ひとりが違う人生を生きてきたはずです。医療に何を求めるのか、という点についても違う考え方を持っているかもしれません。一人ひとりの患者さんとの対話を通じて、どんな人生を送ってきたのか、何を求めているのかを確認し、その人に合った医療を模索する、というアプローチも近年注目されています。ロンドンの大学院ではそんなことを学びました。

私は手術や抗がん剤などの現代西洋医療の有効性も身を持って体験してきたので、それらを否定するつもりはありません。ただ、残念ながらそれだけでは治らない患者さんが多くいることも事実です。

一般的な西洋医療に、食事や生活習慣、体温連動型 全身温熱療法など様々な工夫を組み合わせることで、患者さんが普段通りの生活を送れる時間、病気であることを忘れられる瞬間を少しでも増やすようお手伝いします。

多くのことを学んだつもりでいましたが、サーモセルクリニックで患者さんから様々な経験や想いを聞き、知らないことがまだまだたくさんあったということに気づかされる毎日です。これからも勉強を重ね、そして患者さんと語り合いながら、まだ何かできることはないのか、一緒に見つけていきたいと思います。

 経歴 

2007年 神戸大学医学部医学科卒業
2007年 名古屋大学医学部附属病院
2009年 半田市立半田病院
2012年 外科専門医取得
2021年4月1日 サーモセルクリニック院長就任2012年 ロンドンで唯一保険適用で統合医療を行うRoyal London Hospital for Integrated Medicineが、統合医療医を目指す医師向けに開講しているIntegrating Complementary Medicineコース(通信教育3ヶ月、病院実習3ヶ月)を修了

2014年 CWAJより奨学金を得て、Narrative Based Medicineの提唱者であるKing’s College London Prof. Brian Hurwitzのもとで、Medical Humanities (MSc)で人文学修士号取得

2015年 統合医療の祖であるDr. Andrew Weilが主宰するArizona Center for Integrative Medicine: Integrative Medicine Fellowship(アリゾナでの3回の実習を含む2年間のコース)を修了

2015年 精神分析研究所であるロンドンのThe Tavistock and Portman にて、海外の医師向け に行われている6ヶ月間のVisitors’ programmeを受け、精神分析的アプローチを学ぶ

2015年9月より サーモセルクリニック勤務(非勤務日には外科医として救急外来、手術等に携わる)

2019年 温泉療法医取得
正しい温泉・気候・物理療養指導を行えるよう、日本温泉気候物理医学会https://www.onki.jp/の教育研修会全課程を修了

『食事や生活習慣を変える取り組みはとても重要です。』

 

がん診療に携わっていると、ときに驚くような改善例に出会ったり、病気を持ちながらもほとんど進行せず、上手に生活している方に出会うことがあります。こういった方々は、多くの場合、治療のために色々なことを行っています。その中でも、食事や生活習慣を変える取り組みはとても重要です。

そして、湯治などに代表されるように、「からだをあたためる」ということもとても大切です。体温が上昇することにより、一般的に免疫力の指標と考えられているリンパ球の数値が上昇することがわかっています。 体温連動型 全身温熱療法では、直腸温をモニターすることにより体温上昇をしっかり確認し、前後でのリンパ球の変化も測定しています。「からだをあたためる」ということを、医療的に管理し治療に応用しています。 近年の分子生物学の発展により、がんがどのように代謝し、どのような環境を好むのかがわかってきました。そういった環境を改善していくことはがん予防やがん治療の助けとなります。少しでもお手伝いができましたら幸いです。どうぞよろしくお願い致します。

呼吸器内科医として、肺がんを中心としたがん診療の他、気管支喘息や肺炎・気管支炎、アレルギー疾患などの呼吸器疾患の診療に従事。

現在、京都大学名誉教授、からすま和田クリニック院長の和田洋巳先生に師事し、食事・栄養の改善、免疫力の向上を目指すとともに、がんの炎症・代謝を考慮したがん診療を行っている。

その他、がんと炎症・代謝研究会にて、がん治療に関する臨床研究を行っている。

資格・専門等

医学博士
日本呼吸器学会呼吸器専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本内科学会総合内科専門医

所属学会他

日本内科学会会員
日本肺癌学会会員
日本呼吸器学会会員
日本乳癌学会会員
日本臨床腫瘍学会会員
日本緩和医療学会会員
日本再生医療学会会員
日本がんと炎症・代謝研究会会員
日本がんサポーティブケア学会会員
がんと炎症・代謝研究会会員
緩和ケア研修会修了
臨床研修指導医講習会修了

著書等

『がんに負けないこころとからだのつくりかた』
(株式会社WIKOM研究所, 2015年)
『がんが消えていく科学的なしくみ』
(監修、ナショナル出版, 2018年)

『がんとは何か?その本質はNHE1だ! がんの生きる仕組みとそれを用いたがん治療法』
(株式会社WIKOM研究所, 2018年)
『改訂 がんとエントロピー 「体質改善」で立ちむかう』
(株式会社WIKOM研究所, 2019年)

ブログ:http://dr-hamaguchi.com/

理事長・医師 斎藤糧三
「全身温熱治療装置」は生活習慣の改善だけでは不可能な大きな変化をもたらします。

 

がんを含む慢性病は生活習慣が原因で発症し、生活習慣の改善なしに根本的な解決には得られません。そして、「全身温熱治療装置」は生活習慣の改善だけでは不可能な大きな変化をもたらします。最先端の医学に基づく慢性疾患の根本治療モデルによって、みなさまのお役に立つことが「サーモセルクリニック」の目的です。

1999年日本医科大学医学部卒業。日本産婦人科学会認定医取得。
遅延型フードアレルギー検査をいち早く導入し、腸内環境の再生によってアレルギーなどの慢性疾患を根治に導く次世代型医療、機能性医学を日本に紹介し、また日本人として初めて認定医になる。
花粉症の重症化にビタミンD欠乏が関与していることを日本で初めに見いだした事でも知られる。抗加齢研究は順天堂大学院白澤卓二教授、臨床医学は乳房再建のパイオニア南雲吉則先生に師事する。2013年に白澤教授と「食で日本を健康にします!」をモットーに日本ファンクショナルダイエット協会を設立し、機能性医学とケトジェニックダイエットの正しい啓蒙と普及に尽力している。
近年は、低アレルギーで脂肪酸のバランスが良いタンパク質源としての牧草飼育牛の普及啓蒙、ココナッツオイル健康法の普及啓蒙で、雑誌テレビの露出が多い。
得意分野は、栄養療法、点滴療法、アレルギーの根本治療はもとより、ケトジェニックダイエット指導、婦人科の経験を生かした不妊症に対する栄養指導、副腎疲労症候群の背景となるストレスのマネジメント、更年期症候群の治療、水素を用いた治療、幹細胞を使った再生治療、アスリートの栄養管理、など多岐にわたる。

経歴

日本医科大学医学部卒(平成10年医師免許取得)
日本医科大学産婦人科学教室入局
麻酔科をローテート、その後石原櫂輔教授の指導のもと、産婦人科超音波診断学を学ぶ

平成14年
同助手平成15年
日本産婦人科学会認定医取得
日本医科大学退職後、父が院長を勤める斎藤産婦人科内科を副院長として手伝う傍ら、美容クリニックにて美容皮膚科を中心にアンチエイジング治療に携わる。
三鷹看護専門学校非常勤講師

平成16年
ドクターズサプリメント販売会社 有限会社プリーマ設立(同CMO: Chief Medical Officer)

平成17年
日本における分子整合栄養医学の父である金子雅俊先生より、分子整合栄養医学による栄養療法を学ぶ。
米国セネジェニクスにて総合ホルモン療法トレーニングフルプログラムで受ける(日本人初)。

平成18年
トータルアンチエイジング上原クリニック 開業

平成18年 9月
メディアージュクリニック Chief Medical Officer 兼 院長 就任

平成20年 5月
日本機能性医学研究所設立 同CMO

平成20年 7月
メディアージュクリニックを退職し、日本機能性医学研究所として、都内美容クリニックのアンチエイジングメニューの策定やコンサルティング業務を行う。

平成21年 5月
日本機能性医学研究所、法人化

平成21年〜
日本医科大学耳鼻咽喉科教室と花粉症に対するビタミンDの有効性についての共同研究

平成24年 7月
順天堂大学大学院 加齢制御学講座 協力研究員 (〜平成25年10月)

平成25年 1月
東京健康クリニック 開設院長(〜平成25年7月)

平成25年 8月
ナグモクリニック アンチエイジング外来 医長

平成25年 9月
一般社団法人 日本ファンクショナルダイエット協会 副理事長

平成26年10月
「慢性病を治す機能性医学の考え方」(光文社)

平成28年1月1日
サーモセルクリニック 院長

平成30年3月6日
医療法人社団タイオン 理事長就任

所属学会他

米国The Institute for Functional Medicine認定医
日本ファンクショナルダイエット協会 副理事長
日本抗加齢学会会員
日本再生医療学会会員
日本水素研究会会員

著書

研究開発担当 奴久妻智代子
『発熱は生体防御の基本です。』

 

私たち人間を含む内温動物にとって発熱が基本的な生体防御反応であることは、古来より広く知られてきました。外温動物もまた、敵と対峙したり餌を確保したりする時には太陽エネルギーを吸収し、体温を上げます。体温を上げることは生存にとって欠かせない戦略の一つです。

ですが、衛生的に守られた環境の中で従来の感染症から逃れて発熱の機会を逸し、体温調節を機械任せにする生活で慢性的な冷えを招き、免疫細胞がトレーニングする場を失ったいま、現代人の免疫は思いのほか脆弱です。数年おきに訪れる新興・再興ウイルス感染症の流行は、そんな人類の免疫に喝を入れる自然の流れであるような気もします。

私たちの体を外敵、内敵から守ってくれる免疫について、健康な時に意識することはあまりありません。免疫能が下がって病気になった時に初めて、これまで病気にならなかったのは免疫のおかげだったのだなと気づく場合がほとんどです。免疫の大敵は身体の冷え、すなわち身体の熱分布の偏りや全身性の熱量不足です。冷えをもたらすのは持続的な血流の衰えであり、血流の衰えは自律神経機能の低下によってもたらされます。

冷えを解消するには、身体をほどよく温めることです。身体が温まって血管が開き、身体の深いところの体温が上がってくると、体温上昇に応じて免疫能が増強されるとともに、温めを繰り返すことで基礎体温が上がり、自律神経の活動度も上がってくることがわかりました。温めは、冷えた現代人の様々なお悩みを癒す手段の一つになることが期待されます。

私が“体温”の不思議にとりつかれたのは中学生の頃でした。猫の体温と人の体温が違うこと、子猫と親猫の体温が違うこと、猫でも人でも朝と昼とで体温が違うこと、それを夏休みの自由研究にしたのが体温研究の始まりです。体温をいかにコントロールするか、体温上昇をいかに健康維持へと繋げるか、体温の基礎研究に長らく携わってきたいま、正しく温めることでもっと前向きな未来が見つかるかもしれない方々に向けて、何をお伝えできるかを、日々考えています。

クリニックで見かけましたら、どうぞお気軽に声をかけて下さい。

経歴

北海道大学大学院 獣医学研究科修了・獣医
北海道大学大学院 医学研究科にて医学博士取得
金沢医科大学総合医学研究所、大阪大学医学部付属動物実験施設、
神戸大学医学部保健学科、カリフォルニア工科大学
Dr. James H Strauss 研究室等でウイルスの研究に従事した後、
2000年より温熱療法の基礎研究担当
医療法人社団タイオン 理事

資格・専門等

獣医師
全身ハイパーサーミア研究会・幹事
国際水素医科学研究会・監事

所属学会等

日本温泉気候物理医学会
日本ハイパーサーミア学会会員
日本抗加齢医学会会員
日本医療機器学会会員