対象となる患者様(腎臓がん)の紹介ページです。腎臓がんの基礎知識(原因、分類、症状、検査方法、ステージ、治療方法)や温熱療法の活かし方を掲載しています。

 

腎臓がんの患者様

腎臓とは、腰より上の背中側に位置し、背骨を挟んで左右に一対あります。ソラマメのような形をしており、大きさは、人の握りこぶしより少し大きい程度です。腎臓の内部構造をみると外側には皮質、その内側に髄質があります。
血液中の不要な老廃物を排泄するための尿を生成するのはネフロンと呼ばれる組織で、左右の腎臓それぞれに100万個以上存在します。ネフロンは、糸球体という毛細血管のかたまりと、それを包むボウマン嚢、そこに繋がる尿細管という管で構成されています。
腎臓は、体内の水分量や血液中の電解質(ナトリウムなど)の濃度を一定に保つことに役立っています。電解質の調節は、血液のpHを弱アルカリ性に保つことにつながり、このことは、身体を健康に保つうえで重要な働きです。また血液中の水分量を一定に保つことで、血圧の調節を助けることにも役立っています。血圧調節という面では、血圧上昇を助けるレニンというホルモンも分泌します。

腎臓がんとは?

最近の研究で体内細胞数は約37兆2000億個(以前は60兆個)と言われています。その天文学的数の細胞は、常に磨耗または破壊されています。身体は消耗、衰弱している細胞が死んでいく前にその機能を補完するため、その細胞のコピーを産生しようとします。この過程で遺伝子の転写エラーや体内の環境や有害物質のために正常細胞分裂過程において、毎日数万回もの間違いを引き起こしています。これらの間違いの大部分は訂正されますが、間違った遺伝情報で新しい細胞が作られ、時には、細胞の生育能力を阻害するのではなく、新たに作られた細胞が無秩序に増殖することを可能にする間違いがあると、その細胞は正常な細胞増殖を制御するチェックおよびバランスが乱れ、異常分裂を開始し、がん細胞を産生します。これが起こると、がん細胞が増殖し、がん性または悪性腫瘍を発生させる可能性が高くなります。
腎臓にできるがんは、腎細胞がんと腎盂(じんう)がんが主であり、これらの多くは成人に発生します。小児に多く発生するものにはウィルムス腫瘍があります(参照:小児がんシリーズの冊子「小児の腎腫瘍」)。まれながんとしては、肉腫やほかの臓器からの転移性のがんがあります。
腎細胞がんは尿細管の細胞ががん化したものですが、腎盂がんは尿路の細胞ががん化したものであるため、同じ腎臓にできたがんであっても各々の性質や治療法はまったく異なります。

腎臓がんになる原因・リスク要因

腎臓がんは、尿をつくる尿細管細胞から発生するがんです。50歳代から70歳代で発生する腎細胞がんには、特徴的な症状はありません。そのため小さいうちに発見される腎細胞がんは、検診や、ほかの病気のための精密検査でたまたま見つかるなど、偶然に発見されるものがほとんどです。腫瘍が大きくなるにつれて血尿が出たり、腹部のしこりに気が付いたりする場合もありますが、そのようなケースはあまり多くありません。

がんが全身へ広がるのに伴い、

  • 食欲不振
  • 体重減少
  • 貧血
  • 発熱

といった全身症状があらわれます。さらに、腎細胞がんが造血作用のある物質などを作るために、赤血球増多症、高血圧や高カルシウム血症が起こることがあります。
また、骨転移による骨折や、脳転移によるけいれん、肺転移による肺の腫瘤といった、ほかの臓器へ転移したものが先に発見され、精密検査の結果として腎細胞がんが見つかることも少なくありません。(出典:がん情報サービス)

症状

腎細胞がんには、特徴的な症状はありません。そのため小さいうちに発見される腎細胞がんは、検診や、ほかの病気のための精密検査でたまたま見つかるなど、偶然に発見されるものがほとんどです。腫瘍が大きくなるにつれて血尿が出たり、腹部のしこりに気が付いたりする場合もありますが、そのようなケースはあまり多くありません。
がんが全身へ広がるのに伴い、食欲不振、体重減少、貧血、発熱といった全身症状があらわれます。さらに、腎細胞がんが造血作用のある物質などを作るために、赤血球増多症、高血圧や高カルシウム血症が起こることがあります。
また、骨転移による骨折や、脳転移によるけいれん、肺転移による肺の腫瘤(しゅりゅう)といった、ほかの臓器へ転移したものが先に発見され、精密検査の結果として腎細胞がんが見つかることも少なくありません。(出典:がん情報サービス)

検査方法

  • CT検査
  • 超音波検査
  • MRI検査
  • 骨シンチグラフィ

一般的な検査の他に、CT検査、MRI検査とも診断のために造影剤を使用することがあります。
他のがんでは、診断のために針生検を行うこともありますが、一般的な腎細胞がんの場合は、出血を起こしたり、がんを周囲にまきちらしたりするリスクが高いともいわれており、通常は生検を行いません。ただし、いろいろな検査を行ってもはっきりと診断がつかず、それが治療に支障を来す場合には生検を行う場合もあります。(出典:がん情報サービス)

ステージ別の進行状態

Ⅰ期 がんの大きさ7cm未満のがんを有する。がんは腎臓に限られており、リンパ節や遠隔部位にまで広がっていません。
標準治療方法:手術・放射線
Ⅱ期 直径7cmを超えるがんを有する。がんは腎臓に限られており、リンパ節や遠隔部位に転移することはありません。
標準治療方法:手術・放射線・化学療法(抗がん剤)
Ⅲ期 このステージの腎細胞がんの大きさは様々であるが、単一のリンパ節へのがんの拡散という明確な特徴を共有している。がんは、腎静脈や大静脈などの近くの血管にも広がっている可能性がありますが、体内の遠隔部位には広がっていません。
標準治療方法:放射線・化学療法(抗がん剤)・免疫療法
Ⅳ期 体内の遠隔部位に広がっているか、局所構造に直接侵入しているか、または1つ以上のリンパ節に転移しているがんを有する。ステージIVの疾患は、転移性がんとしても知られている。
標準治療方法:化学療法(抗がん剤)・免疫療法

体温連動型 全身温熱療法の活用方法

がんの告知を受けた患者様、再発と診断された患者様、また治療中の患者様から、それぞれのステージに応じて様々な不安やお悩みが寄せられ、治療に対するお問い合わせをいただきます。

0期
  • 何もしないのは不安
  • 家族にがん患者がいて心配
  • 白血球を増やして免疫を上げたい
Ⅰ期
  • 手術前に体力をつけたい・傷の治りを早くしたい
  • 免疫を上げたい・再発を予防したい
Ⅱ期
  • 手術前に体力をつけたい・傷の治りを早くしたい
  • 免疫低下が心配・転移や再発が不安
  • 抗がん剤の副作用がある
Ⅲ期
  • 抗がん剤や放射線の副作用が強い
  • 体力や免疫が低下して、治療が続けられるか不安
  • 遠隔転移が心配
Ⅳ期
  • 抗がん剤が効かなくなってきた
  • 治療の副作用が心配・痛みが強い
  • QOLを向上させたい

体温連動型 全身温熱療法は、全てのステージの患者様の不安やお悩みにお応えし、治療のサポートに努めます。

Ⅰ期
  • 免疫機能の賦活
  • 手術後の感染を予防し、創傷治癒を早める
  • 再発予防
Ⅱ期
  • 免疫機能の賦活
  • 手術後の感染を予防し、創傷治癒を早める
  • 再発予防
  • 痛みの緩和
Ⅲ期
  • 免疫機能の賦活
  • 分子標的治療薬の作用補完
  • 痛みの緩和
Ⅳ期
  • 免疫機能の賦活
  • 分子標的治療薬の作用補完
  • 食欲や睡眠の改善
  • 痛みの緩和

温熱療法と食事療法の併用

根本的ながんの治療には生活習慣の改善がなにより重要です。生活習慣の改善は、どんな患者さんでもどの段階からでも始められる治療法の一つです。
「からだをあたためる」ことに加え、「食生活を見直す」ことも、がんに負けない体づくりの一環です。がんの成長には多くの糖分を必要とするため、第一に糖分を控えることが重要です。また、がんはその周囲を酸性に保つことで自身を防御しますが、糖分を使ったエネルギー合成によりがん細胞の中で産生される酸を、細胞外のナトリウムと入れ換えることで排出するため、塩分を控えることも重要です。
糖分や塩分を控えた献立の工夫や、酸性に傾いた体をアルカリ性に保つ工夫を、医師の指導と定期的なチェックで実践して頂くことができます。
食生活の改善は、がんが育ちにくい体をつくるとともに、動脈硬化の予防や改善にもプラスの作用をもたらし、温熱療法時の血流アップを助けるため、結果的に温熱療法の作用を高める効果も期待されます。