第83回 日本温泉気候物理医学会総会・学術集会の紹介ページです。学会活動コラムを掲載しています。

 

更新日:2018.06.5

第83回 日本温泉気候物理医学会総会・学術集会

2018年5月19~20日、かごしま県民交流センターにて、第83回 日本温泉気候物理医学会総会・学術集会が開催され、研究開発担当の奴久妻 智代子が参加しました。

温泉気候物理医学を科学する

昔から温泉療法の研究が盛んに行われてきた九州での開催にふさわしく、「温泉気候物理医学を科学する」をテーマに、動物実験を用いた基礎研究からヒトの臨床の場における実践まで、幅広い分野の報告と活発な議論が行われました。

これまで心臓病等には禁忌とされてきた温熱が、低温サウナを使った和温療法の樹立により、心不全を含む様々な病気の治療や予防、リハビリに有効であること、長らく妊婦には禁忌とされてきた温泉浴が、適正な入浴法を遵守する限りは流産や早産のリスクに影響なく禁忌項目から除外されたことなど、新しい研究に基づいた全身温熱の安全性や有効性について、改めて確認することができました。

さらに温泉入浴の有効性については、本人の感想といった主観的な評価項目を、昨今爆発的に普及しているSNSを駆使することで、きわめて客観的に評価する提案もあり、伝統的な温泉療法が現代のツールを使ってその地位を固め始めたことを面白く感じました。