日本先端医療臨床応用学会セミナーの紹介ページです。学会活動コラムを掲載しています。

 

更新日:2017.08.17

日本先端医療臨床応用学会セミナー

2017年7月29日、紀尾井フォーラムにて、日本先端医療推進機構主催の定期セミナーが開催され、研究開発担当の奴久妻 智代子が講演しました。

演題:温めの意義と実践

『猫を追うより皿を引け』
猫を追い払うにはえさのある皿を取り除くことが先決であることから、物事の根本原因を正さなければ効果がないことのたとえです。

体温は生体調節の基本であり、体温が正常範囲にあることで血流が確保され、正常な血流が老廃物を排出して酸素と栄養を取り込むことで細胞のエネルギー代謝を動かし、浸透圧や酸化還元、pH、血糖などのパラメータが一定の範囲内に維持されるのだと考えられます。
人間だけでなく、ウサギもマウスも、血流が滞って体のどこかに冷えを生じている個体は、環境ストレスに弱い傾向があります。

私たち人間も、そして動物も、ほどよく温めることは病気や治療に負けない体作りの第一歩であり、治療前のコンディショニングとして、また治療による副作用対策として、さらに治療後の再発予防の一助として、あらゆる場面で組み入れることができる手段になるはずです。