【症例 3】肝細胞がん(膀胱転移) [ 70代・男性 ]の紹介ページです。治療症例コラムを掲載しています。

 

更新日:2017.03.31

【症例 3】肝細胞がん(膀胱転移) [ 70代・男性 ]

来院時、余命3ヵ月と診断されて厳しい状態でしたが、温熱療法開始後、腫瘍サイズは縮小し、3年間の延命をみた症例です。温熱療法は1年2ヵ月の間に65回実施し、その後1年8ヵ月は奥様の介護で何の治療も受けられない状態が続きました。奥様が亡くなられた後、ご自身の再発に気づき、再来院されましたが、膀胱腫瘍が増大して導尿中の感染症により死の転帰をとりました。がんが消えた後、温熱療法をいつまで続けたらよいかは患者様の状態によって様々ですが、経済的、家庭的な事情もあり、本ケースでは少なくとも延命中に奥様の介護を果たすまでに状態が改善したところに温熱の意義はあったかと思われます。

• X年7月 肝細胞癌(10X9.3X7.6cm)、膀胱転移(3×2cm)により余命3ヵ月と診断された。
• 同年8月 全身温熱療法(2~3回/週)開始、温熱療法後、週に1回の頻度でプラセンタ(ラエンネック)の筋肉注射を行った。
• 翌年4月 温熱療法55回終了後のCTで、肝の腫瘍サイズの縮小と腫瘍の分断化を認めた。膀胱の転移巣は縮小し、排尿が改善された。
• 同年5月 施術間隔を月に1~2回にペースダウンした。
• 同年9月 温熱療法65回終了時のCTで、肝の腫瘍サイズはさらに縮小した。
• 治療開始後1年2ヵ月で温熱療法中断。
• 温熱療法終了後、1年8ヵ月で再発のため来院するも、死亡。